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渡辺明竜王の処分を望む声が多いのはなぜか?

投稿日:2017年3月12日 更新日:

【将棋】三浦弘行九段のソフト使用疑惑の件で、渡辺明竜王の除名や出場停止処分を望む声が多いのはなぜか?まとめてみました。


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自作自演した

週刊誌に疑惑をリーク

2016年10月20日発売の週刊文春で、三浦弘行九段のソフト使用疑惑の舞台裏が報道されたが、それをリークしたのは渡辺明竜王である。
週刊文春2017年1月5日・12日新年特大号の209ページに以下の記事が掲載された。

将棋スマホ不正 渡辺明竜王が「告発は後悔してません」
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6936

<これが最後になるかもと思いながら指してました>
十月八日朝、本誌記者に届いたメールの文面である。
差出人は将棋棋士、渡辺明竜王(32)。

トップ棋士を集めて三浦九段の疑惑を説明した10月10日の極秘会合の前に、渡辺竜王は週刊文春の記者に疑惑をリークをしていたことになる。

疑惑が公になる前に極秘会合を開く

渡辺竜王が極秘会合を開き処分を急いだ理由をこのように語っている。

将棋「スマホ不正」問題を渡辺明竜王が独占告白(記事は削除済)
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6688

渡辺竜王が語る。

「竜王戦が始まってから疑惑が公になれば、シリーズは中断される可能性が高いと考えました。それだけでなく、タイトル戦を開催する各新聞社が“不正”を理由にスポンサー料の引き下げや、タイトル戦の中止を決めたら連盟自体の存続さえも危うくなると思ったのです。そんななかで最悪のシナリオは『疑惑を知りながら隠していたという事が発覚する事だ』と判断しました」

週刊誌が疑惑を公にする前に会合を開き処分を決定したとのことだが、リークしたのは先述の通り渡辺竜王自身である。そもそも内部情報を外部に漏らすこと自体が問題であるが。
 
 

対局者を変えるよう脅した

第29期竜王戦に三浦九段が挑戦することが決まった後、渡辺明竜王はこのように発言している。

将棋連盟、来週中に調査委発足 強く対応求めていた渡辺竜王「タイトル剥奪されても構わない」
http://www.sankei.com/life/news/161021/lif1610210033-n1.html

東京と大阪の将棋会館で棋士への臨時説明会が開かれ、羽生善治棋聖(46)や佐藤天彦名人(28)ら約140人の棋士が参加。約2時間におよんだ非公開の説明会で島朗常務理事(53)は、7月末の対局で三浦九段に不自然な離席があるとの指摘が発端だったことを報告。さらに今月3日の対局でたびたびの離席と不自然な指し手に疑惑を抱いた渡辺明竜王(32)が、「疑念がある棋士と指すつもりはない。タイトルを剥奪(はくだつ)されても構わない」と、連盟幹部に強く対応を求めていたことを明らかにした。

渡辺正和五段は上の発言に対して以下のように発言している。

渡辺正和 (@masakazu_930)
渡辺竜王の発言とされるものは将棋連盟定款第9条に該当し、渡辺竜王が除名になるべきものです。
渡辺竜王の名誉の為にも一刻も早く発言を否定し、三浦九段の処罰を望まないと声明を出してほしいです。

渡辺竜王が島常務を脅して三浦九段を失格にするように動いたというのは報告会で島常務から聞いた話です。
これについては渡辺竜王から否定していただきたい事です。

定款 – 日本将棋連盟
https://www.shogi.or.jp/about/doc/26_teikan.pdf

(除名)
第9条 会員が次のいずれかに該当するに至ったときは、総会の決議によって当該会員
を除名することができる。
(1)本連盟の名誉を毀損し、又は本連盟の目的に反する行為をしたとき
(2)本連盟に対して不正の行為をしたとき
(3)会員の資格を利用して不正の行為をしたとき
(4)禁固以上の刑に処せられたとき
(5)その他除名すべき正当な事由があるとき

後にブログで否定しているが、果たして。

朝日杯とか。 – 渡辺明ブログ
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/c61fcd5bda232629aeada12e97965e9f

13日(月)は三浦九段の復帰戦がありニコ生中継もあります。改めて、三浦九段をはじめとして将棋ファンの皆さまにご迷惑をお掛けしたことをお詫びします。

私に対して厳しい意見があるのは重々承知していますが、そもそも「剥奪でも構わない」という意思はないし、そんな言葉は使っていません。発言された方のせいにしたくなかったので、10月からずっと否定せずにいましたが、最近になって思い切って聞いてみました。すると、人づてに聞いたということで、それなら私が言ったと誤解するのも無理がないと思います。では伝えた人はどこから「剥奪でも構わない」が来たのかとなりますが「上に相談するくらいだから、それくらいの気概だろう」という想像からとしか思えません。(最近、名前が出た観戦記者の方ではないです。)
言葉は伝言で少し違えば大違いになりますし、その意味では自分も取材に対しては慎重に発言すべきで、申し訳ありませんでした。
事実と違うことは順を追って書いていきますが、それを誰かのせいにするつもりはないです。

 
 

三浦九段の名誉回復を阻害した

第三者委員会による調査結果、証拠は無し

三浦九段の不正疑惑は、第三者委員会による調査の結果、証拠無しと結論が出た。

第三者調査委員会からの結果報告書の開示
https://www.shogi.or.jp/news/2017/01/post_1496.html

以上のとおり、第4で認められた事実並びに本件電子解析、本件一致率等分析、
本件映像分析及び本件対局分析によれば、本件4対局において、本件疑惑の根拠
として指摘された点はいずれも実質的な証拠価値に乏しいものであったといわ
ざるを得ず、三浦棋士が本件不正行為に及んでいたと認めるに足りる証拠はな
い。

それを受けて続々と謝罪する棋士たち

他にも謝罪した棋士がいるがキリがないので一部だけ。

谷川浩司九段

この後、谷川九段は将棋連盟会長職を辞任。

第三者委員会調査結果を受けて
https://www.shogi.or.jp/news/2016/12/post_1492.html

以下に谷川浩司会長の会見要旨を記載いたします。
最後に、将棋ファンの皆様、竜王戦主催の読売新聞社様をはじめ主催社、協賛社の皆様、そして何より、三浦九段とそのご家族、関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
今後はこのようなことがないよう、健全な棋戦運営に努めてまいります。

中村修九段

ニコニコ生放送でこのように謝罪している。

「棋士会の副会長として何もできなかったことを悔やんでおり、三浦さん本人や家族、三浦さんに近い関係者に本当に申し訳ない。まさかと思いつつ、魔が差してしまったのかと思ってしまった。今となっては全くの誤解で、三浦さんは全くそんなことはしていなかった。自分自身も20年ぐらい前の対局中に、持ってきていた将棋の本を読んでしまおうかと思ったことがある。このような経験もあったため、色々な説明を受ける中で三浦さんを信用することができなくなってしまった。三浦さんや関係者の方はもちろん、たくさんの将棋ファンの方にご心配、ご迷惑をかけて本当に申し訳ない。」

橋本崇載八段

あの「1億%クロ」と発言した橋本八段も謝罪。

渡辺竜王も謝罪

2月8日、自身のブログにて謝罪

渡辺明ブログ
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/613d963781f87f891352337c6de8ae75

皆さんのご意見は届いていますし、1月の報告会等でも棋士から私に対して厳しい意見がありました。それらは真摯に受け止めます。

開幕した棋王戦五番勝負をはじめとした対局に取り組みながら、新理事会や棋士と話をしていきたいと思っています。機会があれば将棋ファンの皆さまにもご説明をしたいと考えています。

改めて一連の事をお詫び申し上げます。

今後のブログは対局のことや今回の件でも書けることがあれば触れたいと思います。

1月17日の竜王就位式でも謝罪

第29期竜王就位式レポート
https://www.shogi.or.jp/news/2017/01/29_18.html

渡辺竜王の謝辞
「七番勝負の直前というタイミングでメディアの取材に応じたことにより、三浦九段と読売新聞社様、将棋ファンの皆様にご迷惑をおかけしました。この間、お騒がせしたことを申し訳なく思います。今後このようなことがないよう、将棋連盟の一員として将棋界の発展に努力して参ります。

謝罪後、一転

将棋観戦記者の小暮克洋氏が弁護士に依頼した「渡辺明竜王を弁護する」文書に渡辺竜王が資料を提供していたことが判明。

観戦記者小暮氏が弁護士に渡辺竜王弁護依頼 一連の流れと反応まとめ

その資料は三浦九段とソフトの一致率を表にしたもので、未だ疑わしいと言っているようなものである。こんなものを提出して三浦九段の名誉を回復する気はあるのだろうか。

資料3 丸山九段との竜王挑戦者決定戦第2局

そして、これである。

青野九段、中川八段、片上六段らの3人の理事が解任された2月27日の臨時総会
http://tamarunoboru.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-3696.html

(中略)
臨時総会が終了すると、佐藤会長、留任した東八段、佐藤七段らは「報告会」を開きました。その席上でA棋士は「虚偽の告発をした棋士に、ペナルティと損害金の補償を求める」と発言し、出席している渡辺明竜王を名指しで批判しました。それを受けて渡辺竜王は「常務会と話し合いを続けているところです。何らかの形で補償に協力したい」と語りました。「三浦九段は不正をしたと、今でも思っているのか」というB棋士の厳しい質問には、渡辺竜王は何も答えませんでした。
(続く)

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